よさこいに詳しい人、という触れ込みの私だが、一般的なお祭りについてはそれほど詳しいわけではない。
超有名なお祭りについては学生時代に文献を読んで学んでいるが。
なので見に行ったこともそれほどあるわけではない。
今日、浅草の三社祭にいってきた。
いや、正確に言うと、近隣の町会が出しているお神輿の渡御と太鼓の演奏を見に行ってきた。
というのも、ジモティー友人の鈴木順子さんが太鼓の演奏を披露するとのこと。
たまたま今日は空いていたので、見にいくことにした。
会場は千束通り商店街。
夏によさこいをやっていたときに行ったことがあるが…確か地下鉄の浅草駅から遠い記憶が。
しかも三社祭見物の人で浅草駅は混んでいるだろうなぁ。
さて、どうするか。
…考え付いたのは、上野駅から走る。
幸い、雨は降っていなかったし、駅から2.3kmぐらいだったので、運動するにもちょうどいい感じだった。
ジャケットにジーンズに、そしてランニングシューズという出で立ちで上野からテクテク走っていった。
途中合羽橋の道具街を通ったのだが…、食品サンプルのお店や駄菓子問屋に足を止める私。
合羽橋も面白いなぁ。
ここはここで別の機会に来よう。
千束通りに到着したときには、ちょうど地元町会の神輿渡御の決起会が行われていた。複数町会ので役員の紹介やらなんやら…いろいろ大変だなぁ。
挨拶も終わり、三三七拍子で神輿が上がり、わっしょいわっしょいと動き出した。
若い男性が中心だけど女性も多い。
お子さんも後ろからついて行ったり、長老的男性の姿も見える。
町会の縮図が見えるなぁ。
神輿の渡御が通り過ぎるといよいよ順子さん所属の「日本太鼓道場」の演奏がスタート。
道路で演奏となるのだが、すぐ近くで聞けるので、太鼓の響がビンビン伝わってくる。
やはり間近で聞くのは全然違うなぁ。
順子さんは途中休みながらもほぼ出ずっぱり。
初めて打っている姿を見たが、凛々しいなぁ。
当初は三重ぐらいだった人垣は演奏が進むにつれどんどん増えていた。
外国人の方も結構多かったなぁ。
終わった後の拍手のノリがものすごかったし。
会場の向かいのマンションからも人が出てきていたし、ハッピ姿の近隣のみなさんもたくさんいた。
やはり、人は打ち鳴らす音が好きなんだなぁ。
そこには国境や住む場所の境はなく、みんな心躍らせる、楽しんでいる姿がそこにはあった。
終了後は再び走って上野駅へ。
途中、町会のお神輿の渡御に遭遇。
提灯に灯りがともり、幻想的だなぁ。
たまにはよさこい以外のお祭りに触れるのも刺激になる、そんなひととき。