人のことを何て呼ぶか？
ふと考えたとき、そういえば、私は他の人と違う呼び方をしていることが大半である。
・本名を知っている人はニックネームを知っていても「名字+さん」
・ニックネームしか知らない人は「ニックネーム+さん」
・「さん」づけしなくていいよ〜と言われて始めてニックネームのみ
・まれに呼びにくい人には「さん」とかつけない人がいる。「はっしゃん」とか
・ニックネームを変えました、と連絡があってもたいてい前の名前で呼び続ける
これは何でだろう？と考えると、まずは研究時代にさかのぼる。
フィールドワーカーだった私、「話を聞かせてもらう」身で、かつ年上の人がほとんど。
なので、丁寧に接しようとすると敬語で話しを始める癖がついていた。
さらにさかのぼると、「嫌われたくない」っていうのがあるのだと思う。
人と話をするのが苦手で、自分から声をかけることができない。
いじめられっ子時代があるので、もう嫌われたくないと敬語や敬称で無意識にカバーしようとしている自分がいる。
その先には親がいる。
うちの両親は親しいうちはいいが、何か一つきっかけがあると手のひらを返したように相手を拒絶する。
その姿を見ていて、どこか両親のことを恐れている自分がいるようだ。
孤独であることは嫌いではない。
むしろ心地よい。
しかし、お祭り会場にいても、仕事をしていても、私は一人なんだということに気づかされる。
誰かと話をしていても、一段構えて周りを拒絶しようとしている自分がいる。
本当は仲良くなりたい。
のに嫌われたくないから、自分からは近づかない。
ここ最近、いい意味でも悪い意味でもこの感情が自分の中に占める割合が大きいなと改めて感じている。
この感情と私はどう接していけばいいのだろうか。
自分の中で答えはまだ見えていない。
それが癒されないと、自分の中の「名前問題」も整理できないんだろうなぁ。
そんなことを考える、会社からの帰り道。
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