場所を感じる。
今日は川崎大師、船橋、稲敷といくつかの場所でお祭りがありましたね。
ですが、この中で私はどこへも行かず。
ではどこへ?
実は今年初のよさ研ジャパンツアーに行ってきました。
場所は福島県双葉郡広野町。
「富岡町桜の集い」に馳せ参じてきました!
ご存知の通り、福島県富岡町は福島第一原発事故の避難地域になっている場所です。
ですが最近見直しがあり、日中に出入りが可能になった地域もあります。
その中には富岡町で開催されていたさくらYOSAKOIの会場でもある夜ノ森の桜並木も含まれています。
元々桜の名所であったこの地をバスで見学に行くのと、今はばらばらに住んでいる町民の交流を図るのが目的で開催されました。
この中でよさこいの披露があったのです。
東京から高速バスで3時間ほどでいわきに到着。
ここに「チーム富岡さくらYOSAKOI」のとーいさんがお迎えに来てくださいました。
とーいさんの車で30分ほどかけ、広野町へ。
途中震災で津波の被害を受けたいわき市久之浜地区も通りました。
まだ被害を受けた建物が…複雑な心境です。
広野町についたのは昼頃。
ですが、今日は雨…2日間で500人ぐらいが参加する会だったそうなのですが、今日は100人いただろうか…キャンセルも多かったようです。
ここで町長さんの挨拶後、チーム富岡さくらYOSAKOIのみなさんが演舞を披露されたのです。
富岡の総踊り「さくらんぶ」を含め4曲。
バックのパネルが夜ノ森の桜並木だったこともあり、夜ノ森のことを思い出し涙される方もいたとのこと。
それだけ思い出のある桜なんだなぁ、と改めて実感させられます。
演舞後、町民のみなさんはバスで富岡町内に行かれたのですが、その後に到着されたチームメンバーの方がいました。
その方のためにと、町民のみなさんが戻ってきてからもう一度アンコール演舞が披露されました。
当日の参加者全員で演舞できて良かったですね!
チームミーティング終了後、再びとーいさんの車にのりこみ、向かったのは富岡町。
避難区域見直しで行けるところになった場所まで車でご案内していただけることになったのです。
まだ放射線量が高いということで、車窓から、マスクをつけて見学してきました。
夜ノ森の桜はすでに散って葉桜になっていました。
除染のため桜の木だけ残しその他の植え込みは抜いてあり、背丈ぐらいまで木の樹皮がはいでありました。
私たちが普段見る桜並木とは様子が異なっています…なんか違うなぁ。
3年前さくらYOSAKOIに行ったときに覚えのある卵の自動販売機や店舗も残っていました。
しかし、メイン会場の夜ノ森公園は警戒区域のバリケードの先…遠い。
さらに富岡町内で津波被害が出た地域もご案内いただきました。
富岡町では7mの津波がきたそうです。
まだ被害に遭われたお宅がそのままの状況で残っている…。
もっともびっくりしたのが常磐線富岡駅。
駅舎はなく、電柱も折れ曲がっている。
しかも海が結構近い。
本来は駅と海までの間に建物があったそうなのですが…。
目がまん丸になってしまいました。
今日はよさこいに関わるものとしてというのみならず、一人の人間としてものすごい学びになったと感じています。
富岡のみなさんの声もたくさん聞けました。
(また、みなさんにも大変良くしていただきました)
横浜にいたら分からない生の声です。
本当にありがとうございました!