こんにちは。見切れ写真師範のSummyです。
昨日、横浜市にて横浜マラソンが開催されました。
全国的には同日開催だった、リオ五輪選考レースになっている名古屋ウィメンズマラソンのほうが話題性が高いですが、横浜マラソンだって負けてないぞ〜。
とりたててすごい選手や有名人が出ていないローカル大会ですが、我が地元・横浜の魅力が存分に発揮された大会だと思っています。
今回、私は2年連続で当選し、走ってきました。
当日は、見切れグループにはちょいちょい投稿していましたが、今回は改めて見切れ写真を使いながら横浜マラソンをご紹介しつつ、私の結果も発表したいと思います。
私は運動が嫌いでした
Summy列伝の一つに「他の教科はできるのに体育だけダメ」というのがあります。
今ではマラソンに定期的に参加し、家元・前多先生を走らせているのにもかかわらず、です。
体育だけ5段階中2で、大学の推薦があやうくもらえなかった、という高校時代の笑い話があるぐらい…。
大人になり、病弱脱却のために始めたランニングですが、そこで気付いたのは
・団体競技が嫌い
・人と比べられるのが嫌い
でした。
私はよさこい研究者なのでよさこいのチームに参加したこともあるのですが、周りの人と合わせるのが苦手で数ヶ月しか在籍していませんでした。
足も遅いので学校の体育ではビリかブービーかという感じでしたが、「自分のために」記録を伸ばしたり運動するのは自分でコントロールできるのでOK。
というのが分かり、自分のペースでコントロールできるマラソンを続けています。
おかげで少しずつ体力もついてきた気がしますよ。
横浜マラソンってどんな大会?
そして我が地元の横浜マラソン。
横浜マラソンは横浜の有名観光地+臨海部を走る大会です。
個人的には実家や現在の自宅の近いところを走るため大変馴染み深く、テンションが上がります。
この大会の見所といえば、当日全面通行止めにして走る首都高湾岸線!
景色もよく、普段歩けないところを走れる魅力があるのですが、それゆえ最大の難所でもあります…。
いわゆる実業団のトップ選手や箱根駅伝に出るようなすごい学生選手は出てきませんが、ゴール地点で事前募集したランナーのメッセージを読み上げてくれるなど、25000人参加という大規模大会の割にはアットホームな感じの大会です。
当日は地元テレビ局のTVK(テレビ神奈川)が生中継しているのですが、昨年ゲスト参加した元オリンピックマラソン代表の瀬古利彦さんが「こんなにゆるいのは初めてだ!」と言ってしまうぐらいゆるいようで…。
みんな知事を見直す
当日はそれほど混雑に巻き込まれることなく、スタート地点へ。
私は最後尾1つ手前のFブロックからスタートなのですが、大回りしないといけないので、スタート地点が遠い…!!
川を挟んでスタートが小さく見えます。
スタート前の開会式では、黒岩神奈川県知事の挨拶でどよめきが。
「昨年、私はランナーの方から怒られた。
『(スタート台で)あなたが前にいるので後ろの剛力彩芽さん(大会アンバサダー)が撮れなかったじゃないか!』と。
安心してください。今年はランナーとしてフルマラソンを走ります!」
知事、どうしたんだ!?
61歳で初のフルマラソンらしいし。
周りの人たちは「知事見直した〜」の声。
横浜、川崎、相模原と政令指定都市が3つもあり、県という枠組みが希薄な神奈川県。
特に神奈川県民の意識が希薄な横浜市民には、結構インパクトのある発言でした。やるなぁ、知事!
8:30、ようやくスタート!
しかし、剛力彩芽さん撮りたさのため、スタート列はなかなか進まない。
去年もそうだったけど、これはどうにかならんのか…。
20分強かかり、ようやく私もスタートラインを越えることができました。
テンションアップ!横浜の観光名所
スタートから数キロは横浜の観光地が目白押し!
・パシフィコ横浜などのみなとみらい地区
・赤れんが倉庫
・横浜三塔(ジャック、クイーン、キング)
・横浜スタジアム&横浜公園
・山下公園
・マリンタワー
たぶんここを通るだけでも地方からいらした方はテンションが上がるんじゃなかろうか。
もちろん、ジモティーもテンションが上がります。
この辺りは声援も多く、さらにテンションアップ!
山下公園を超えた後は港湾地区に入り、倉庫街が広がります。
交通の便も悪いところなので人も正直少ないですが、まだまだ元気な頃!
しかも中間点付近は我が家の近所ということもあり、知った景色ばかり。
私は余計快調に走れます。
横浜ならでは?の給水
横浜マラソンはやたら給水所が多く、18カ所もあります。
2〜3kmごとに1カ所ある計算。
なぜかというと、横浜市は18区あるからという横浜愛から…!!
その給水所では「給水パフォーマンス」というのも合わせて行われています。
チアダンスやベリーダンスのダンス系、吹奏楽やゴスペル、太鼓の音楽系が中心ですが、中には変わったものも。
・アメリカンバイク(たぶんハーレー)が2,30台並び、いかついおじさんたちが応援するバイク給水
・バーテンダーのみなさんがカシャカシャと振るバーテンダー給水(横浜はバーテンダー発祥の地)
・さかなくんもいた!海の生き物給水(by八景島シーパラダイス)
・横浜ならでは、(サッカーの)横浜Fマリノス給水
よさこい関係者の私は、一番よさこい(横浜流にハマこい踊り)給水にテンションが上がりました!
知り合いには会えませんでしたが、つらい時間帯だったので嬉しかったなぁ。
最大の見所かつ最大の難所・首都高湾岸線
横浜マラソンの最大の見所は首都高湾岸線を走れること、というのは前述の通りですが、景色がよいということはそれだけ高低差があるということ…。
しかも中間点を過ぎてから10km続くので、結構堪えます。
入口から料金所まで100mぐらい、高低差20mほどを一気に登らないといけないので、結構つらい…。
途中でもアップダウンがあり、しかもカーブでは左右の車線で傾斜がついている!
標高の低い方に自動的に人が寄ってくるので走りづらい…。
登れば景色はよいのでいい感じに走れます。
そしてここが最大の難所になるもう一つの理由は、一般の人は立ち入り禁止なこと。
イコール、応援がないということです。
が、そこはボランティアのみなさんがよく声を出してくれる!
しかも手書きの応援ボードやハイタッチ用に大きな猫手の手袋を用意しているなど、いろいろ仕込んでいる!
他の大型マラソンでボランティアがこんなに自由に仕込んでいたかどうか思い出せませんが、首都高にいたボランティアさん以外にもこんな感じの方がいたので横浜が特に自由なような気がします。
給水が変わっているなら、給食も…
先ほどは「給水パフォーマンス」という、給水所での応援を行っていることを書きました。
もう一つ、ランナーには欠かせない「給食」も変わっています。
いわゆるマラソン大会には欠かせない、バナナやチョコレート、おにぎりやパンなどもあるのですが、加えて横浜名物などがランダムに登場する「ラッキー給食」なんてものもあります。
お菓子や肉まん、フルーツ等々。
40種類ぐらいが予告なく、どこで登場するかもわからないまま、いきなり登場するという…!!
私は3カ所でいただきました。
・イチゴ(20km手前の折り返し地点の南部市場で)
・シフォンケーキ?(あと5kmの第16給水所で)
・横浜銘菓「ありあけのハーバー」(最終の第18給水所で、食べずにポケットに入れたままゴールしましたが…)
個人的には、今年も横浜市民のソウルフード・崎陽軒の「シウマイ」にありつけず、残念…!!
終盤頑張れる子
さて、私の走りといえば20kmぐらいまで順調だったものの、首都高に入ってからは徐々にスピードダウン…。
それでも35km過ぎからは巻き返すべく、少しずつスピードアップ!
40kmを過ぎ、山下公園に戻ってきてからは、大声援に押され、この日一番ぐらいのスピードでテクテク。
そのままの勢いでゴール!!
予想タイムの5時間半に近い、5時間30分36秒で完走しました。
自己ベストからは3分ほど遅いタイムです。
ここまで聞くと「もう少しだね」という感じなのですが、見方を変えると自己ベスト大幅更新だったりします。
というのも、
・号砲が鳴ってからゴールまでのタイム 5時間30分36秒(これまでの自己ベスト5時間27分58秒)
・スタートラインを超えてからゴールまでのタイム 5時間9分39秒(これまでの自己ベスト5時間27分28秒)
スタートラインを超えてからゴールまでのタイムでいくと、私は18分自己ベスト更新!
なぜこんなことが起こるかというと、前回自己ベストを出した大会は参加人数が少なく、号砲が鳴ってからすぐスタートラインを通過できたからという…!!
でも、18分更新できたので、脚力はついたのでしょう。
それは喜ばしいことだ!パチパチパチ!!
来年は横浜でお待ちしております
横浜マラソンは東京マラソンと日程が近いこともあり、来年からは10月末の大会になるそう。
いいけど、ちょっと暑そうだなぁ…。
元々前身のハーフマラソン大会が12月頭だったので、その辺の時期のほうがいいんじゃないの?というのが我が家の意見です。
観光地目白押しのところを通り歓声がすごいところもある反面、首都高を登ったり本牧ふ頭の一般立ち入り禁止区域を走って沿道の声援がないところもある、両極端な横浜マラソン。
それでも挑戦し甲斐はあると思いますよ。
もちろん、いらっしゃった暁には横浜市民の私もサポート!
みなさん、ご参加お待ちしております!!