さて、後編はもう少し違った視点からみていきましょう。
私は、昨年の「よさ研活動を振り返る(後編)」にて、実はこんなことを書いていました。
「さて、今年の関東よさこい界は一つのターニングポイントを迎えたのではないかと思っています。
それは、今年新たに誕生したよさこいのお祭り(イベント)は1つしかなかったということです。
この数年で各地で急激によさこいのお祭りが増えてきましたが、鈍化しているということです。
(中略)
ということは、これからはブームとしてではなく、よりよさこいを文化として定着させていくことが求められていくのではないかな、と個人的に思っています。 」
みなさんはいかがでしょうか。
実は、今年はいくつかのお祭りが開催中止になっています。
小山、荒川、睦沢、YOSAKOI埼玉、横須賀開国よさこいなど。
大規模なお祭り(50チーム以上が参加するようなお祭り)ではありませんが、小規模なお祭りから中規模なお祭りに広まっていっています。
これからは、主催される地域のみなさんのよさこいに対する気持ちで、盛り上がる地域、そうでない地域の差が出そうな気がします。
(その中で、昨年中止となった下妻の復活は嬉しい限り)
前編で、私が今年行った中でベストだったお祭りは青森だったという話をしました。
(↑ミクシィの記事はこちら。より詳しい内容はよさ研内ニュースレター98号をご覧ください)
青森のどこがベストだったのか。
・会場がコンパクトにまとまっている
・飲食・物販もコンパクトにまとまっている
・飲食・物販が地元の食材にこだわっている
・商店街のど真ん中にある
・ほとんどがパレード形式の会場である
・そもそも、見ている人の数が半端ではない(何重にもわたる人垣)
特に、全体を通して、私が今年見に行ったお祭りで「ここおもしろいなぁ」と思ったところは会場がコンパクトだったところが多かった気がします。
昨年一番面白い、と思った岩手・水沢もほとんど上の条件があてはまりました。
・よさこいが地域の人に愛されて、
・積極的に祭りにかかわる人が出てきて、
・地域の盛り上げに貢献できる
昨年も書きましたが、私がよさこいを見ているとき、いつもこのことを念頭に置いてみています。
よさこいが、地域のみなさんの楽しみになりますように。
明るく、2008年よさ研をしめたいと思います。
本年もご愛顧くださいましてありがとうございました。
来年も、Summyとよさ研をよろしくお願いいたします!!