匝瑳・よかっぺ祭りの最寄りは八日市場駅。
小さい頃はひらがな表記の「ようかいちば」を見て「妖怪千葉」駅だとケラケラ妹たちと笑っていた、そんなことを思いだしました。
そんなことを思うのも、うちの母が隣市の旭市出身で、ちょくちょく帰省していたからです。
そんなこともあり、かつ大学院時代の研究でお世話になったこともあり、ゆかりのある匝瑳。
もとい、個人的には市町村合併前の八日市場市のほうが馴染みがあるな…。
八日市場駅に到着したのは10時半前。
普段ギリギリにやってくる私ですが、次の電車だと演舞スタート後に到着となってしまうので、早めにやってきました。
駅を出ると、道路の向こうに会場が見えました。
すでに音響テントらしきものが見え、まだ開始まで1時間ほどあるというのに、どこぞやのチームさんが練習中。
…あの衣装は…「チーム利ゑ蔵」さんかな。
千葉市から来て早くない!?
…いやいや、私がいつもギリギリなだけですが。
そんな私は駅前のマックでコーヒーを飲みながらスタートを待ちます。
たまに踊り子さんもやって来るなぁ。
スタート時刻に会場へ。
すでに踊り子さんが集まっていて、開会式中でした。
駅方向が前だったので、「楽天舞」舞長のいる音響テントの横をすーっと通って後ろのほうへ。
で、踊り子さんから数メートル離れた辺りに場所を確保した時、知った声が聞こえてきました。
参加チーム紹介しているのは…「楽天舞」踊り子のOokawaさんじゃないですか!
なんと、司会もされるとは!
素晴らしい〜しかもいいお声。
開会式が終わった後に、舞長やOokawaさんにご挨拶。
舞長、お会いするのは久しぶりですが、演舞はちゃんと千葉よさで見ましたよ〜。
午前中の演舞はステージ形式。
といっても道路上で行うので、テープで仕切りが貼られ、「マエ」とテープで書かれているという…書いてあるのはある意味斬新かも。
当初はそこまでではなかった人出も、時間を追うごとに増えていきました。
特に地元の保育園と楽天舞の演舞のときは人が多かったですね。
みなさん縁石に腰掛けて声援を送っている姿が印象的でした。
チーム数が少ないため、1時間半ほどで午前のプログラムは終了。
ここから1時間半ほど休憩となります。
このときにOokawaさんからまさかのおにぎりとお茶を…すいませんもう、何もしていないのに。
ありがたく頂戴しつつ、私は駅前の花屋さんで花を買い、電車へ。
2駅先の旭駅へと向かいました。
何をしに行ったかというと、うちの母方の祖父母の墓参り。
いつも銚子・黒潮よさこい祭りの行き帰りの電車でエアー墓参りだったので、たまにはちゃんとリアル墓参りをしにね…。
戻りの電車まで30分しかありませんでしたが、駅から数分の場所にあるので掃除して花を手向けるには十分。
サクッと終わらせて再び旭駅へと戻ってきました。
しかし、今日八日市場はお祭りをやっていることを差し引いても、旭駅前はお店がなくなっちゃったなぁ。
八日市場も旭も同じ「市」なのに…八日市場駅前には国道が走っているのが大きいのかな。
そんなことを考え、しみじみしながら再び八日市場駅へ。
出店を見つつ、よさこいの会場へと戻ってきました。
今度はパレード形式ということで、すでに縁石は8割ほど人が座って待っている状況。
ギリギリにやってきたからかな…みなさん熱心。
今度は会場も広くなり、どのチームのみなさんものびのび踊っている姿が印象的でした。
しかもまたOokawaさんの司会!
チームへのコメントも素敵〜。
最後の楽天舞の演舞の前は「利ゑ蔵」さんがスタッフを代わってあげるなど、チームの協力する姿も見て取れました。
最後の総踊りも旗の共演も終わり、残すはよかっぺ祭りの本部会場での総踊り。
よさこいの会場からは数百メートル離れています。
ここからは「ミニ地方車」の先導で移動していきますとアナウンスがありました。
みなさん、踊りながらついてきてくださいね、とのこと。
で、その地方車が…ミニリアカー!
リアカー地方車には興味しんしんの私(笑)、朝から気になっていたのですよ〜。
手作りと思われる装飾もされていてかわいらしいなぁ〜。
地方車は楽天舞の子供たちが引っ張れるぐらいの大きさ。
音楽を流しながらスタートすると…、パラパラと集まりだす踊り子のみなさん。
少しずつ人が集まって来る様子は、言葉を恐れずにいうなら、「ハーメルンの笛吹き」のようでした。
よさこいの踊り子は「どっこいしょ」につられてくる…!
最初の1曲で一気に2、300m進み「さすがに早すぎでは…」と思ったのですが、後は進みが数十メートルになるほどゆっくり。
5曲ほど流れたのですが、びっくりしたのは「よっしゃこい(相模原乱舞)」が流れたこと。
なんと、これを千葉で聞くのは「理大祭(東京理科大学園祭)」ぐらいかと思っていたよ…!
しかも楽天舞メンバーはじめ、結構踊れているし…!
さすが踊り子さんたち。
本部会場に到達したら、ラストの総踊り3曲。
よかっぺ祭り自体の最後のプログラムということで、みんなで楽しく盛り上がって終わりました。
最後がうらじゃ音頭というのも明るい締めくくりでしたね。
終了後は本部会場近くに設けられた給水所にいたOokawaさんと雑談。
とにかく無事に終わって良かったですね!
また、私のこともずいぶん気にしてくださり、ありがとうございました!
帰りの電車まで50分ぐらい時間があったので、Ookawaさんに教えてもらった駅前の農産物直売所で買い物をし、帰路についています。
農産物直売所ではうちの母の好物の棒餅(いわゆるもち米の餅でなく、うるち米の餅で、リレーのバトンぐらいの長さの円柱のお餅、切ってみたらしをかけたり鍋に入れて食べる)があったのでお土産に。
…たまには母親孝行もしよう。
私にとっては12年ぶりのよかっぺでしたが、とても盛況で何よりでした。
チーム数が減っていたので心配にはなっていたのですが、見に来た人も多く、本当に良かった。
元踊り子さんらしき方も多く見えていたようで、それも嬉しかったなぁ。
ほっこりとした1日を過ごせました。