暖かき心

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「今日はよさこいがあるんだよ、もう始まったのかな?
いつもね、すげぇんだよ。いろんなところから来ててさ…」
私は各地のよさこいに行っていて思いますが、地元の方からこういう声が聞けるのはいいお祭りの証拠です。
地元の方がお祭りを楽しみにしているというのは、それだけ地元に根付いている証拠ですからね。
ちなみにこれは袋田駅から乗った路線バスの運転手さんの声でした(私は観光客のふりをして聞いていた)。
というわけで、茨城の北端・大子に馳せ参じました。
本来ならばメイン会場のある常陸大子駅まで電車で行くのですが、私は1駅手前の袋田駅で下車。
もう一つの会場である袋田会場に向かうためです。
そして上の路線バスの運転手さんの話へとつながっていくのです。
着いてそうそう、いい話を聞けました。
袋田会場は…のどかだ。
こいのぼりが風にそよぎ、川は流れ、四方は山。
ここに日本三大名瀑があるのか、ということを一瞬忘れてしまうぐらいのどかです(残念ながら滝を見る余裕はなかった)。
その中で私は2つのパレード会場、1つのステージ会場を行ったり来たり。
途中「REDA舞神楽」のあゆままさんにお久しぶりです~と声掛けられたり、福島のよさこい有名人・まろんさんのチームスタッフ姿にびっくりしたりと刺激を受けながらみなさんの演舞を見ていきます。
事前にカメラマンのやっしーさんから教えてもらった「すごいフォーメーションをする高校のマーチングバンド」の演奏も見ることができました(やっしーさんへ:初回以来久々に大子に来ました、と言ってましたよ)。
確かにすごい…マーチングバンドなのに歌い、動き。
茨城では有名らしく、演奏が始まるとみなさんが寄ってくる寄ってくる。
すごいものを見ました。
お昼過ぎに大子会場に到着。
袋田会場を出る前から本格的に降り出した雨は、大子に着くとしっかりとした雨に。
2週間かけて回復した体調不良をここで振り出しにするわけにはいかぬ…とストールをぐるぐる巻いて各会場を巡ります。
しかし今日は普通に見学にいらした方もちらほら。
一番びっくりしたのは「黒潮美遊」のしゅんすけさんでしょうか…。
普通に栃木の総踊り「とちこの食材」にも混ざってるし(県外初披露ですよ、確か)。
さすが銚子の総踊り王(勝手に命名)。
雨が激しくなってきてしまい、人が少なくなってしまったのは残念でしたが、それでも大子のみなさんは結構出てらっしゃいましたね。
一番印象的だったのは、袋田会場でペットボトルのお茶と椅子を持ち出し応援されている地元の方々。
みなさん演舞が終了すると拍手喝さい、ありがとうと踊り子さんに声もかけられていたようです。
やはり、こうやって地元のみなさんが楽しんでくださっているお祭りはいいお祭りです。
それを強く感じた大子でした。

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