前回はディズニーランド・パリの2020年8月時点の運営状況をご紹介しました。
今回は世界のディズニーパークで最も早く再開した上海ディズニーランド(上海パーク)です。
再開から3ヶ月以上経過していますが、できることは確実に増えているようで…!
以下は公式サイトや公式アプリの情報よりお届けします。
1.現在の上海パークの状況とチケット販売状況
政府の要請が緩和され、現在では定員の50%まで入園可能になった上海パーク。
8月24日からはさらに緩和され、これまで年間パスポートホルダーは事前予約が必要だったところ、不要となりました。
(来園までに訪問日と個人情報の送信が必要)
そのため、空きがあれば当日にパークへ行くことも可能になったとのこと。
併せて、新規の年間パスポート販売も再開されています。
なお、現在パークチケットは1デーチケットのみの取り扱いで(夏季期間中は14時から入園可能なハーフデーチケットも販売中)、2デーチケットの取り扱いはないのでご注意ください。
入場時の検温などは引き続き行われていますよ。
2.アトラクション運営状況
基本的に休止になっているアトラクションはありません。
ですが、入場者数が緩和されたこともあり、8/24の混雑状況を見る限りかなり混雑しているようです。
現地時間11時半時点で、60分以上並んでいるものは、
・ソアリン:180分
・レックスレーサー、7人のこびとのマイントレイン:105分
・ロアリングラビッツ、トロン:90分
・パイレーツ・オブ・カリビアン、キャンプディスカバリー:60分
という印象。
また新学期前の休暇中なのか、これまでの休日並みに混んでいますね…!
なお、各アトラクションにはソーシャルディスタンスを取るための線が引かれていたり、間引きでアトラクションに乗車する措置が取られています。
それもあって各アトラクションの列も伸びているのでしょう。
また、この間ファストパスは発券されていません。
その代わりに導入されたのが次に紹介する「ディズニー・スタンバイ・パス」です。
3.コロナ後の新しい常識になる?「ディズニー・スタンバイ・パス」とは?
ディズニー・スタンバイ・パス(以下スタンバイパス)はファストパスに代わるもの。
ファストパスは時間がくるとファストパスエントランスから並びますが、スタンバイパスはスタンバイエントランスから並びます。
というのも、スタンバイパスは12〜17時の間のみ適用されるもので、チケットがないとスタンバイ列に並べないのです。
これはファストパス列が短いため、ソーシャルディスタンスを取るためにはスタンバイ列に並んだほうがオペレーション的にもいいのかもしれません。
基本的にはファストパスアトラクションと同様のアトラクションに設置されており、この時間帯は有料チケット「ディズニー・プレミア・アクセス」も同様に使用可能です。
スタンバイパスは入園後からアプリで取得可能ですよ。
なお、ファストパスと同様に、混雑状況によって適用されるか否かが変わります。
現在は夏休みシーズンで混んでいますが、閑散期は適用されない可能性がありますね。
4.ショーやパレードは…?
実は上海パークではすべてのレギュラーショー、パレードが再開されています。
各ショーではソーシャルディスタンスを取れるように間隔が確保されているようです。
現在のレギュラーショー・パレードは、
・ディズニー・ストーリーブック・エクスプレス(パレード)
・キャプテン・ジャック・スパロウ・スタントショー(以下ショー)
・フローズン・シング・アロング・セレブレーション
・アベンジャーズ・トレーニング・イニシアチブ
・クラブ・ディスティンE
の6つです。
加えて、夏のスペシャルイベントも例年通り行われています。
・サマーブラスト(ショー)
・ダッフィーのスプラッシング・プレパレード(ストーリーブック・エクスプレス前に行われるミニパレード)
ショーについてだけ見ると、例年の夏となんら変わりありません。
ショーがほぼ再開できているのは世界のパークでも上海だけでしょう。
4.キャラクターグリーティングも一部再開!
キャラクターグリーティングについては、常設施設のあるところでゲストによるセルフィーで撮れるようになっています。
・ミート・ミッキー(ミッキー)
・マーベル・ユニバース(スパイダーマン)
・ストーリーブック・コート(プリンセス)
・ハッピーサークル(キングルイ、バルーなど)
基本的に運営時間が10〜17時半(施設により異なる)と決まっているようなので注意が必要です。
それ以外のキャラクターグリーティング施設は休止もしくは離れたところからキャラクターの姿が見れるという感じになっています。
最も有名なのがエントランスそばのミッキーアベニュー「クロックタワー」で、ミッキー&フレンズおよびダッフィー&フレンズが全員集結するというもの。
こちらは時間が不定期ですが、日に数回行われているようですよ。
5.レストランも通常通り?
レストランも見る限り店舗クローズはなく、どの店舗も通常通り営業中の模様。
キャラクターダイニングの「ロイヤルバンケットホール」「ルミエールのキッチン」も営業しています。
たぶんソーシャルディスタンスの措置は取られていると思いますが、全部のお店が空いているとはちょっとびっくり…!
6.クローズ施設は…
パーク外にある商業施設「ディズニーヴィレッジ」も空いているため、営業していない店舗はほぼない上海パーク。
唯一クローズしているのがパークのシンボル「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」内にある「ビビディバビディブディック」のみです。
ここは子どもに化粧や着替えをさせる都合、密になるからかな。
上海パークは世界で最初に再開したディズニーパークなこともあり、ここまでの状況を見て徐々に緩和してきています。
特に上海初導入となった「ディズニー・スタンバイ・パス」も成功すれば他のパークにも導入されるかもしれませんね。
まだ上海パークには行けませんが、早く行けるようになりますように!