先日、私にとっては3冊目となるKindle「ランニング×読書」を発行したと発表しました(詳しくはこちら)。
お陰様で多くのみなさんにダウンロードいただいているようです。
ありがとうございます!
しかし、発行後にあるところでこんなお話をいただきました。
「紙の本にするのはいかがでしょう?」
このお話をいただいたのは60代女性。
その方はKindleにも造詣があり今回ダウンロードいただいたのですが、周りにはKindleに詳しい方がそれほどおらず、オススメしたいけどできないとのことでした。
確かに、そういう人もいるよな…。
そこで思い出したのはKindleの紙本化サービス。
Kindleで発行した本を紙本用に構成し直して申請することで、紙本(ペーパーバック)をリリースできるのです。
昨年10月から始まったもので、私の身近なところではエンパシーライティングの中野さんが作ってらっしゃったのもやってみようと取り組む気になりました。
(中野さんがその時に行ったことをまとめてらっしゃるのはこちら)
紙本化にあたり、今回私が行ったのは以下の2つ。
・紙本用に原稿を再構成
Wordで作成した原稿を紙の本のように中表紙などをつけました。
あと章の始まりを奇数ページに統一するとか、Kindleには不要なページ番号をつけるとか。
・表紙の再作成
Kindleには不要な裏表紙が必要になるので、新たに表紙を作る必要があります。
また、実際の本のサイズより(カットする分)少し大きめに作る必要があるのですが、若干画像サイズが足らず、Amazon側からNGが来たりしていました。
個人的には今回ちょっと苦労したところです。
あとは著者は「校正刷り」という試し刷りの本を買って確認できます(印刷コストと送料のみで注文可能)。
(デカデカと「再販不可」と書かれているのですが…!)
こうみると、画像サイズが足らなかったのが一目瞭然…!
申請後、Amazonの原稿チェックが入り、OKが出てから48時間後に購入できるようになりました。
なお、こちらの紙版は注文ごとに印刷を行うので、在庫を持たなくてもいいのがありがたいところ。
そのため商業出版の本より少々コストが高いのがネックです。
かつ、印税も(私の設定では)Kindle版より低くなっています。
でも、紙本をリリースするとは思わなかったので、なかなか感慨深いものがあります。
これからKindleを出す予定のある方は、紙本化も検討してみてはいかがでしょう?