文章を書く際、しっくりくる表現が思い浮かばず、失敗したときはありませんか?
私は人の文章を校正しているときに、よくそれを感じます。
今日は、文章を書くのにうまい言葉を使えなくて悩む…という問題について考えてみます。
私自身も言葉でやらかしがちなので、この記事を書くことで自分も勉強になるかと。
私が文章を書くときに気をつけていることは、最初に言葉のことを考えないということです。
言葉から考えると、どうしても先に進めなくなってしまいます。
人の文章の校正をしているときにも、「その言葉を文章に入れるのはどうかな」という場面に何度も遭遇します。
そういうときは、前後の文章とチグハグしていることがあるので注意しましょう。
では、言葉から考えないで文章を書くにはどうすればいいのでしょうか?
私が実践しているポイントは3つあります。
・まずは文章の構成を考える
まずはどの順番で書くかが大切です。
例えば、今回の記事では、最初に問題提起をして、次に解決策を提示して、最後にまとめるという構成にしました。
このように最初に文章の骨組みを作っておくと、言葉に悩む時間が減ります。
・言葉は最後に考える
文章表現は最初に考えようとすると、悩んでしまって進まないことがあります。
文章の構成が決まり、文章の中身をある程度考えたら、言葉は最後に考えましょう。
例えば、冒頭4文目の「言葉でやらかしがち」という表現は、最初は「言葉が苦手」と書いていましたが、後から変更しました。
このように言葉は後からいくらでも修正できるものですよ。
・文章ができたら音読してみる
ある程度書けたら文章を音読してみると、うまくハマる言葉を考えやすくなります。
逆に合わない言葉にも気づきやすくなります。
例えば、途中に出てくる以下の文は元々違う文章だったのですが、ちょっとくだけすぎかなと思ったので変えてみました。
- 現「前後の文章とチグハグしていることがあるので注意しましょう」
- 旧「前後の文章とチグハグしていることが多いんですよね」
このように音読することで自然な表現が見つかります。
以上が私が実践しているポイントです。
言葉でやらかしがち…。
そんな方こそ文章を書くときは言葉(文章表現)は後回しに!
最初に言葉のことを考えると先に進めないからです。
「文章を書くときには、表現は最後に!」
そして音読するのも忘れずに!