【今日の寄り添い③】相手の話を肯定する
前回は寄り添うにあたり、ジャッジしないと言うことを取り上げました。
人は主観で判断をされた嫌な気分になりませんか。
人は自分が感じたことを相手の主観で判断されるのが嫌になることもあるので、判断せずただ話を聞いてあげることがとても大切なのではないでしょうか。
では、寄り添って話を聞いてあげた後は何をしてあげれば良いのでしょうか?
話を聞いたら、その話を肯定してあげましょう。
例えば、
「あなたはそう思ったんだね」
「いいね」
などというようにです。
なぜなら受け止めてあげたことで、かつ肯定されたことで、相手はその話を分かってもらえたと考えるからです。
同時に安心感も生まれるでしょう。
例えば、友達の愚痴を聞いてあげたとしましょう。
友達がお母さんとうまくいっていない話を聞かされたとします。
あなたは肯定の言葉で「あなたはそう思ったんだね」と言ってあげることで、その人が話をわかってもらえたと感じるでしょう。
それにより、相手はほっとできるかもしれません。
また、ここでは前回の復習となる「ジャッジしない」も大きくかかわってきます。
あなたは友達もちょっと悪いところがあるのでは…と思っても、自身の判断を保留して肯定することで、問題を自分から切り離すことができます。
切り離すことで、私の問題ではなく相手の問題だと気づけるはずです。相手の負の感情に巻き込まれやすい方は特に。
そこからどうするかは、相手の人に考えてもらいましょう。
このように寄り添って判断することで、相手にとっても自分にとっても、現時点で最善の関係が生まれるでしょう。
そのような意味で、お互いに安心でき、自由に話ができる環境が寄り添いには大切であることが分かります。