【100冊読書29/100冊】逆転の発想 天才だけが辿り着いた「成功法則」
今回は糸川英夫さんの本。
すでに亡くなっている方だが、タイトルが気になって手にとってみた。
読んでみると、意外なところが引っかかることに…!
29.「逆転の発想 天才だけが辿り着いた「成功法則」」糸川英夫著
本著の前書きを書いた脳科学者の茂木健一郎さんによると、糸川英夫さんという人はリーダーシップを発揮し、マネジメントに長けた人だったとのこと。
元々宇宙開発に取り組まれた方なこともあり、システムの視点で逆転の発想をしていたとのこと。
本著は1974年に書かれたものの復刻で、今に役立つ、示唆に富む内容になっているとのこと。
(1)問い
・感謝の言葉が精神病を治すというがどういうこと?
・グループ3とは?
(2)問いの答え
・感謝は人に役立ちお世話すること。これにより精神病を治したという京都のお寺の事例がある(すでに実施しておらず)
・都市という場はお金を払うことで感謝する代わりになっている。それが感謝の能力を奪っているのでは?
・グループ3とは、売り方の遷移で、それまでの工業的なグループ2から人間主体でマインド指向型、自然との調和を目的としたもの
・グループ2では連帯感が不足し、世の中が不安定する可能性
(3)答えを生かす
・感謝が役立ちお世話することが大切と1974年の段階で問うていることにびっくり
・同時に人間主体が連帯感を作り出すことに
(4)Baby Step
感謝を意識し夜まで過ごす
1974年の段階でこんな考えをしている人がいるということにまずびっくり。
その上で、人間主体の生き方についてここまで論じているとは!
連帯感を都市に作り出す…それってよさこいに通じているかな?
そんなことを考えたよさこい研究者でした。