47冊目は偶然についての本。
偶然は科学的なのか、非科学的なのかという議論からスタートし、どんな方向に着地するのか…?
47.「偶然とは何か」竹内啓著
偶然は科学的なのか?それとも非科学的なのか?
筆者は非科学的とは言えないという。
その理由と偶然の生かし方について書かれたのが本書である。
(1)問い
・偶然の生かし方とは?どう生かしたらいいの?
・偶然がもつ主体性とは?
・自由意志と偶然の関係性は?
(2)問いの答え
・偶然の生かし方は、創造性を刺激して、他人との関係性を育むことにある。それにより、期待幸福度を向上させることにつながる
・偶然のもつ主体性は、偶然が不条理なもので、科学的に解釈できるものではないことを示唆している。
・不運と運は他人と分け合えることが可能である
・自由意志とは機械のように運命が決まっているのではなく、内面的必然性に基づきその人固有の意思のことを指す
(3)答えを生かす
・偶然とは創造性の産物
・偶然の関係性が他人と不運を分け合うことが可能
・自由意志は自身の心が決める
(4)Baby Step
「偶然」に起きたことに想像力を働かせる
ちょっと難易度が高い本だったが、偶然について想像力を働かせることで新たな世界を作れるということは分かった。
ので、偶然について想像力を働かせて、自分ならではの新たな世界を構築することに力を注ごう!ウンウン。