前回から、うまく寄り添うと得られるメリットを8つご紹介しています。
前回はその1として、「相手の状態を把握する」についてご紹介しました。
相手の状態を把握するためよく聞くことで、次にどのように対処すれば良いのか分かるのが大きなメリットです。
今回は、「その2 慣れれば短時間でできる」をご紹介します。
その2 慣れれば短時間でできる
通常、寄り添うと言うと時間がかかると言うイメージはありませんか?
確かに、がっつり話を聞こうとするとあっという間に1時間経ってしまう、そんなことがあるかもしれません。
しかし、ポイントを絞って問いかけることによって、時間を短くすることもできます。
そのためには、話を一聴しただけでその人のブレイクスルーとなるポイントを見極められる能力が求められます。
しかしポイントの見極め方はなかなか難しいものです。
一般的に考えられるポイントの見極め方は、話の内容ということになるでしょうか。
ですが、ポイントとなるのは話の内容だけではありません。
非言語的な内容も大きな見極めとなります。
例えば話すスピード、声の強弱、言葉が詰まったポイントなどがそれにあたります。
このようにポイントが見えてくれば、短時間でその人のブレイクスルーとなるポイントを見極めることができます。
ただ、悩みの内容によっては、長時間話を聞いてあげる必要があるかもしれません。
特に最初のうちはそのような傾向が強いでしょう。
その辺は臨機応変に取り組む必要があります。
慣れてきたら、短時間でポイントをつかんで、後押しできるといいですね。