前回は、うまく寄り添えると得られるメリット8つのうち、その6として「前向きに一歩踏み出せる」を紹介しました。
寄り添って相手のそばで話を聞き、私たちからの問いかけで相手に気づきを得られるようにすることで前向きに踏み出せるようになります。
もしかしたら一時的にマイナスなことがあるかもしれませんが、そこで得られた気付きは相手にとって前向きなもののはずです。
だから私たちは安心して相手が一歩踏み出すことを応援しましょう。
今回はその7として「相手は必ずできると信じられるようになる」をご紹介します。
その7 相手は必ずできると信じられるようになる
実はこの問いは逆説的なものです。
例えば、
「なんだか心配だな」
「できるから、大丈夫かな」
「相手がうまくできたらいいな」
などと考えてしまいませんか?
相手のことが心配だからこそそのように考えてしまうかもしれませんが、そう考えているうちは相手のことを信じていません。
どうせ失敗してしまうだろう、と言う思いが心のどこかにあるからです。
それでは相手のことを信じられるようになるためには、何をすればよいでしょうか。
それはここまで学んできた寄り添いの流れが1番重要となります。
・相手に寄り添い、
・適切に相手に問いかけ、
・相手のやる気に火をつける
このサイクルが大切になります。
このサイクルを通して、相手から自信あふれる言葉を聞けるようになれば、私たちも安心して心から応援できるようになります。
そのため私たちは寄り添うときに、焦らずじっくりと寄り添ってあげる必要があります。
心配だからと早急に結果を求めたくなってしまうかもしれませんが、急がば回れの精神で寄り添ってあげましょう。