【100冊読書36/100冊】旅芸人のいた風景
36冊目は旅芸人関する民俗学の本。
旅芸人と言われると、何となく私も…と言いたくなってしまうので手に取ったのだが。
まとめにグッときたぞ!
36.「旅芸人のいた風景」沖浦和光著
旅芸人は江戸時代をピークに、明治時代にかなり廃れるものの、戦前までは全国各地にいたそう。
どんな人たちがどんな生活をしていたのかについて書かれたのが本書である。
(1)問い
・旅芸人はなぜ旅に生きているのか?
・私の生き方にヒントになるものは?
(2)問いの答え
・旅芸人は貧しく生きる術がこれしかない
・ヒントとしては、「訪れる神」として遊芸民が崇められた事実があったことにびっくり。私は訪れる神なのか?
・文化伝播者としての役割も。硬直的な街に風穴を開ける役割を果たしていた
・ハレの日には価値観が逆転し、旅芸人が主役になる
・その日暮らしだが、その分濃密に生きている
(3)答えを生かす
・旅芸人は貧しい人が多かったのか…
・旅する私は文化伝播者であるという自覚を持つ、その仕掛けを作る
・ハレの日に価値観を逆転させるなら、自分も…
(4)Baby Step
・今週末出かける先で、自分は文化伝播者だと思って過ごす
旅芸人はこんなに貧しい人が多いことにびっくり…。
伊勢詣での人たちと同じように見ていたよ、私は。
でも文化伝播者という表現にグッときた。
そうだよ、自分も十分そうじゃん。